
靴下の数え方は知っていますか?
靴下は両足で「一足(いっそく)」、片方だけなら「一枚(いちまい)」や「片足(かたあし)」と数えるのが正解です。でも、なぜそう数えるのでしょうか?この記事では日常のシーン別の使い分けやクイズ、間違いやすい例、さらに文化的背景や英語での数え方まで楽しく解説します。
1. 靴下の数え方|一足と一枚の違い
1-1. 靴下は「一足(いっそく)」が基本の数え方
靴下の基本的な数え方は 「一足(いっそく)」。これは両足分のペアを意味します。
「足に履くものは一組で一足」という考え方が日本語の助数詞に根付いていて、靴や草履、下駄も同じように「一足(いっそく)」で数えられます。
例えば:
- 靴下を二足(にそく)買った → 左右2組=合計4枚
- 五足(ごそく)セット → 左右5組=合計10枚
このように、「一足(いっそく)」とは「左右が揃った一組」を示す言葉です。
1-2. 片方の靴下は「一枚(いちまい)」や「片足(かたあし)」と表現
片方だけの靴下を数えるときには「一枚(いちまい)」や「片足(かたあし)」と表現します。
「靴下一枚(くつしたいちまい)なくした」と言えば、両足のうち片方だけをなくした意味になります。
また、「片足(かたあし)の靴下」という表現はより正確で、聞き手に誤解を与えにくいのが特徴です。
2. シーン別で見る靴下の数え方


2-1. 買い物や日常会話で使う表現
- 店員に「靴下一足(くつしたいっそく)ください」と言えば、両足分が出てきます。
- 「三足(さんぞく)セットの靴下」のように表記されているのも一般的です。
- 片方だけ失くしたときに「靴下一枚(いちまい)なくした」と言うのも自然な会話表現です。
2-2. 洗濯や整理の場面で使う表現
- 洗濯物を干すとき:「靴下を五枚(ごまい)干した」=左右揃わず片方が混じっているケースもある
- タンスで整理するとき:「靴下を三組(さんくみ)そろえた」=三足分の靴下が揃った状態
3. クイズで確認する靴下の数え方
3-1. Q1. 片方だけの靴下は?
答え:一枚(いちまい) または 片足(かたあし)の靴下
3-2. Q2. 五足セットの靴下は?
答え:五足(ごそく)=靴下10枚(じゅうまい)
4. 間違いやすい靴下の数え方例
4-1. 「一枚(いちまい)の靴下」で両足を表す誤用
「靴下一枚ください」と言うと、片足分だけが欲しいように聞こえます。
4-2. 「一足(いっそく)の靴下」を片方で使う間違い
「靴下一足なくした」と言うと、「左右そろった一組をなくした」と解釈されます。
5. 靴下の数え方の背景と英語表現
5-1. 日本語の助数詞としての由来と背景
靴下を「一足(いっそく)」と数える理由は、日本文化にあります。
古くから草履や下駄など「足に履くもの」は左右で一組とされ、「足」を単位にしてきました。
一方で「枚(まい)」は布を平らに数える助数詞。靴下が布でできているため、片方を「一枚(いちまい)」と呼ぶのは自然な広がりです。
5-2. 英語では “a pair of socks” が基本
英語では靴下を次のように表現します。
- 一足(いっそく) → a pair of socks
- 二足(にそく) → two pairs of socks
- 片方(かたほう) → a sock
「pair(ペア)」という言葉の通り、靴下も左右セットで数えるのが基本。片方だけなら単数形「sock」となります。
まとめ
- 靴下の正しい数え方は 「一足(いっそく)」=両足分の一組
- 片方だけは「一枚(いちまい)」または「片足(かたあし)」と表現する
- 日常シーンでは「一組(ひとくみ)」「枚(まい)」なども用いる
- 日本語には「履物=足単位」「布=枚単位」の両方の文化がある
- 英語では「a pair of socks」、片方は「a sock」
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