
眼鏡の数え方は、実は細かいルールがある?
眼鏡の数え方の基本は「一本(いっぽん)」です。ただし、店舗では「一点(いってん)」、レンズは「一枚(いちまい)」、片眼鏡は「一枚」といった例外も存在します。
本記事では眼鏡の数え方をシーン別に解説し、間違いやすい例や英語表現までわかりやすく紹介します。
1. 眼鏡の数え方は「本」が基本!
1-1. 結論:眼鏡は「一本」「二本」と数えるのが正解
まず結論からお伝えすると、眼鏡は「一本(いっぽん)」で数えるのが正しいです。
なぜなら、眼鏡は「フレーム」という棒状の構造物に由来するためです。ペンや傘など棒状のものを「本」で数えるのと同じ理屈です。
たとえば、
- 新しい眼鏡を一本買った
- 度数違いで眼鏡を二本持っている
といった使い方が一般的です。
1-2. 点・枚・個との違いと正しい使い分けまとめ
しかし「めがね 数え方」には複数のバリエーションがあります。以下の表で整理しました。
数え方 | 読み方 | 使うシーン | 例文 |
---|---|---|---|
本(ほん) | 一本・二本 | 基本/個人所有 | 眼鏡を二本持っている |
点(てん) | 一点・二点 | 店舗・商品管理 | 店で眼鏡一点を購入 |
枚(まい) | 一枚・二枚 | レンズ部分/モノクル | レンズを二枚交換 |
個(こ)/つ | 一個・二つ | カジュアルな会話 | 家にめがねが三つある |
掛け(かけ) | 一掛け | 鼻眼鏡など特殊 | 鼻眼鏡を一掛け |
2. シーン別に見る眼鏡の数え方


2-1. 店舗・商品管理で使われる「一点」「二点」
メガネショップや通販サイトでは、「一本」よりも「一点」という表現が多用されます。これは商品管理や販売の場面では「点数」で数える慣習があるためです。
例:「この眼鏡フレームは限定で一点のみ」
2-2. レンズ部分や特殊な眼鏡を数える場合(枚・掛け)
眼鏡はフレーム全体を「一本」と数えますが、**レンズ部分は「枚」**で数えます。たとえば「度入りレンズを二枚交換」といった表現です。
また、モノクル(片眼鏡)はレンズ一枚のため「一枚」で数えます。鼻眼鏡のような特殊タイプは「一掛け」と呼ぶのが伝統的な数え方です。
3. クイズで確認する眼鏡の数え方
3-1. Q1. サングラスを数えるときは?
→ 正解は 「一本」。
サングラスも眼鏡の一種であり、フレームを持つため「一本」と数えます。販売店では「一点」と表現することもあります。
3-2. Q2. 片眼鏡(モノクル)は「一枚」で正しい?
→ 正解は 「一枚」。
モノクルは片方のレンズだけで成立するため、「一枚」と数えます。「一本」と表現するとフレーム付きの一般的な眼鏡と混同してしまいます。
4. 間違いやすい眼鏡の数え方例
4-1. すべてを「一枚」で表す誤用に注意
眼鏡全体を「一枚」と数えるのは誤用です。レンズ部分だけなら「枚」で正しいですが、フレームを含む眼鏡全体は「一本」と表現する必要があります。
4-2. 「一本」と「一点」を混同しやすいケース
会話では「眼鏡を一本買った」で十分ですが、販売では「一点」と表示されるため混乱が生じます。
- 個人利用 → 一本
- 店舗や販売 → 一点
と意識して使い分けましょう。
5. 眼鏡の数え方の背景と英語表現
5-1. 助数詞に表れる日本語の文化的背景
日本語の助数詞は、物の形や使い方に応じて変化する文化的特徴があります。眼鏡はフレームが棒状であるため「本」で数えられ、生活習慣や業界の慣習に応じて「点」や「枚」が併用されるようになりました。
5-2. 英語では “a pair of glasses” が基本
英語では眼鏡を数える際に “a pair of glasses” という表現を使います。これはレンズが二枚で一組になっているためです。
例:
- I bought a pair of glasses.(眼鏡を一本買った)
- He has three pairs of glasses.(彼は眼鏡を三本持っている)
日本語の「一本」と異なり、英語では「ペア(pair)」を単位とするのが特徴です。
まとめ|眼鏡の数え方を正しく覚えよう
眼鏡の基本的な数え方は「一本」。しかし、販売シーンでは「一点」、レンズ部分は「一枚」、モノクルは「一枚」、特殊なタイプでは「一掛け」と変わります。
まとめると:
- 基本:一本
- 販売:一点
- レンズ:枚
- 特殊:掛け
そして英語では “a pair of glasses” が基本。
日常会話や仕事の場面で正しく使い分ければ、誤解なくスマートに表現できます。今日から「めがね 数え方」を意識して、正しい日本語を使ってみましょう。